投稿日時 2023-03-06 13:48:37 投稿者 Ichen このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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作った私が、どんな形だったかさえ思い出せないほど前。何年経ったんだろう。これを買った人は、毎日、肌身離さず使って、あちこち傷んだ末に、私に修理を相談しました。 受け取ってすぐ、こんなに変わるまで使い込んで、とじんわり嬉しく思いました。 決して使いやすい形ではないのに、本当に毎日使ったと分かる変化。どう使ったか。どんなふうに。どこを触る癖があり、水分に何回接触したか、手入れはどこまであったか、全部がこの財布一つで物語られ、何も聞かなくても伝わります。 大したもので、糸は摩耗で切れても、手縫いのおかげで他の箇所はほつれず、革の縫い目は千切れていませんでした。かなりの加圧と摩擦を繰り返したと分かるだけに・・・旅して戻った我が子を眺めるような、感動と感慨深さに胸打たれます。 これを修理します。修復、というべきか。また何年も使えるように戻します。 |
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